お外は雨模様なので、
家の中でまったり過ごすチップです。
ところで、ボクにとっての『鳴く』は、
「ご飯くださ~い、今すぐくださ~い」
「お外に出してくださ~い、お願い出してぇぇ~」
「お隣の猫に挨拶してま~す、ミャオ~ン」
そしてサルサの『鳴く』は、
「おかえりなさ~い、ニャン」
「遊んでくださ~い、ニャン」
「ワタシの名前呼びました?ニャン?」
ってなかんじですが、
お母ちゃんは「泣く」ことで嫌なことを忘れられるそうです。
涙に嫌な事を乗っけ流し去ると、気持ちが楽になるそうだ。
その日、母ちゃんはある弁護士との電話が終わるとずず~~~~~んと落ち込みました。
弁護士を雇うという行為、アメリカでは当たり前のようですが、
その道のプロにお任せすることで自分の負担を軽くし、
法的に正しい道に導いてくれる為に弁護士に頼るそうです。
んが、
どんな"弁護"の内容であれ、弁護士にお世話になるのは
気力・体力・財力を削るもの。
電話で話した後の母ちゃんは、
「今すぐ泣きたい、とにかく泣きたい」という衝動に駆られました。
そこで、母ちゃんは父ちゃんに向かって
「泣ける映画を観たい。この前Netflixで借りた映画って何?泣ける?」
そして、父ちゃんが取り出した映画は・・・
邦画
『フラガール』!!!
母:「???。なぜに、この選択?」
父:「Netflixのニュームービー欄にあったから。」
母:「ストーリー知ってて借りたの?」
父;「特に知らない。レビューも読んだけど。ま、面白そうかなって借りてみた。」
この時点で母ちゃんは、弁護士との会話で暗~い気分になったことを半分忘れ、
父ちゃんの「フラガール」という面白い選択に気分は上昇。
「ストーリー知ってたの?」と質問した母ちゃんではありますが、
実はほとんど内容を知らなかった。
知ってるのは、主演が松雪康子さんと蒼井優さん。それから、
なんか賞も取ってたみたいだな、くらい。
ボクはただの猫で映画評論家ではないので、どんな映画だったかは書きませんが
母ちゃんは、この映画を観て100万回泣いてました。
冗談抜きで100万回泣いてました。
気分が下降気味で「泣ける映画を観たい」という症状をお持ちの方には、
即効性のあるお薬みたいに、元気になれる映画のようです。
母ちゃんは、すっかり元気になってました。
「蒼井優ちゃんって本当に可愛いわ~」と鼻水ズーとかみながらも絶賛してました。
父ちゃんは、時々こうして邦画や韓国映画やタイ映画やと
アメリカ映画以外をNetflixから借ります。その選択は、度肝を抜きますが。
(Netflixをご存じない方はこちらのリンクをどうぞ。自宅にDVD映画が届けられるというシステムです。)
そして追い討ちをかけるように母ちゃんの気分を上昇させたお話をもう一つ。
映画を観終わった頃、父ちゃんの友達のザックが遊びに来ました。
父:「あれ?今日はNYからポートランドに帰るって言ってなかった?」
ザ:「う~ん、明日になった。」
父:「???」
ザ:「いやぁ~、ラガーディア空港で搭乗の手続きしてたらカウンターの姉さんの様子がおかしくてさ~。。。もしかして、出発が遅れてるのかなって思って聞いてみたら、『あなたの便が見つからないから調べてるのよ・・・。あ!この便はラガーディアじゃなくて
JFKからの出発よ!』って言われた。俺、空港を間違えてた。」
え~っと、分かりやすく説明しますと
成田空港でターミナル1とターミナル2を間違えたどころの話じゃなくて
間違えて羽田空港に行っちゃった、ってなかんじのボケですね。
マンハッタン周辺には3つの空港があるのではじめての人には分かりにくいかも。
でも、ザックはポートランドに住む前はNYに何年も住んでたのだ!
まさか、こんな間違いをする人が身近にいるとは・・・。
フラガールで100万回泣いた後、ザックのボケに笑い泣き100万回。
「泣く=元気になる」を満喫した母ちゃんの一日でした。