こんにちは、チプサル母です。
人それぞれ話し方って違うし、
自慢の仕方もそれぞれ違いますよね。
人によってはまったく自慢に聞こえない。いや、そういう人は話し方がお上手なんでしょうな。
でも、悲しくなるくらいに失敗してる人っていますよね。
そんなわけで本日は失敗例のDクン(米人)をご紹介。
私の周りの友人は気付いているのかいないのか、彼のことを
「ある意味、おもしろいヤツ。あまりいないタイプ」と、いい得て妙。
例えば:
友人
「ABCバンド(仮名ですが有名なバンド)の歌、聴いた?」
自慢クンD
「そのバンドのギターやってるXXX知り合いだよ。」
友人
「へぇ~そうなんだ。」
自慢クンD
「このまえ行ったバーの隣で飲んでた。」
友人
「・・・。」
こういう場合、
知り合いと呼ぶのでしょうか?
たまたま、見かけた。或いは、ただ隣にいた。ってだけでは?
また他の例では:
友人
「よくある話だけど、デポジットと2か月分の家賃を払ったのに入居日までに
アパートができあがってなかったんだよ。古いアパートだって解約して退去日が1週間後なのに・・・。
また新しいアパートを一から探さないと・・・。」
自慢クンD
「俺の新しいアパート(賃貸)のルーフトップは俺がデザインするんだ。
その他の部屋も俺がデザインやるって言っておいた。」
あ、あのぉ~。話の流れを完全に無視ですか?
目の前の落ち込む友人は、あなたには見えない?
それにいつからインテリアデザイナーになったわけ?
せめてこのガックリと肩を落とす友人の相談にのる姿勢とか、
一言でも「アパートが見つかるまでウチに泊まってもいいよ。」とかの
友人らしい言葉は言えないのかい、自慢クン???
自慢クンDはどうやら自分が知らないことがあるのもお嫌いなようです。
それと話の輪の中心には決してならずに、誰かの話題よりも1ランク上の話題で返します。
1脚の新しいイスを買ったといえば、100%の確立で「俺は2脚買った。」と応戦するタイプ。
でもね、私は垣間見たのです。そんな自慢クンDの生い立ちみたいなのを。
先週の土曜日はお天気もよく、初のBBQと卓球大会をしました。
その時、自慢クンDはずっとイスから立ち上がらず、卓球には参加しませんでした。
ようやく卓球をしたとおもったら惨敗していた。
それは運動が得意でない子供の負けたときの悔しい顔でした。
Dクンは180センチ以上の長身で、運動が苦手な人には見えません。
その彼をみて、
(あ~、この人は運動が苦手で子供の頃からコンプレックスと戦ったんだな。
運動ではビリで存在感を表現できなかったんだ。何かで挽回しなきゃって思ったのかも。
彼の自慢たっぷりの会話は、親や友人に注目してもらいたくてずっとそうしてきたんだな。)
って痛いほどに伝わってきちゃったんですよ。
いままで???いっぱいの自慢話には嫌気がさしていました、正直に言うと。
自慢クンDの垣間見た生い立ちで、はたと気が付きました。
こういう形でしか自己主張・表現できない人もいるんだと・・・。
きっと老人になってもあの自慢は変わらないでしょう。
それは、周りにいる人を不快にすることもあれば、
「おもしろいヤツ。あまりいないタイプ」といわれることもある。
悲しい自己主張・表現だけどそうやって生きてきたのね。
耳障りなDクン自己ワールドだけど、付き合うしかないわな~。
自慢クンDの「ちょっと曲がった愛情表現」、「唖然とするケチ度」など
この先もたまに綴ってみようと思います。
余談:
このDクン、相方の大学時代の友人で2年前にNYに引越してきました。
それまではLAに住んでいたので、アパート探しは相方と私で手伝いました。
これ!っていうアパートがありました。この辺じゃめずらしい裏庭付き・地下付き・
2ベッドルーム・eat in kitchenの物件で市場に出てすぐに車を飛ばして見に行って
写真を取ってメールで送り、大家にもDと言う人が借りたいと言ってる。と
段取りを作ってあげたのですが・・・「あーそれでいいよ。押さえておいて。」的な反応で
そりゃ~びっくりしましたです。サンキューはどこ?・・・。Dって友人なんだよね?
強烈な第一印象でした。
誰に対しても上から目線は変わりませんね~。ははは。
後々のことですが、気になったので相方に聞いたことがあるんです。
「彼っていつもあんな話し方だったの?なんていうかその、自慢が多いっていうか?」
「ずっとそうだよ。俺はもう慣れた。変わらないよ、アレは。」とな。やっぱりね。