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人間社会(と猫)



ちょっとビビった

前回の記事でニューヨークでの地下鉄通勤は
日本にくらべたら快適と書きましたが、
ひとつ思い出した出来事がありました。

それは、痴漢。

携帯電話のカメラ機能が普及して
痴漢、とくに”見せる”痴漢は
写真を撮られてネットに大々的にのせられます。
(警察も許可してるのかもね)
私は幸いにも見た事ありません。

では触る痴漢はどうかというと・・・。
非常に発生率は低いと思います。
だって他人と触れ合って乗車する事でさえ
不快なわけですから、故意に触る人がいたら
大騒ぎになるでしょう。

注:ここでの時間帯は日中です。深夜の地下鉄は危険です。私は一人で乗った事ありません。
深夜の地下鉄がどうなっているのかは、そういうわけで分かりません。あしからず。


ところが私、先日の通勤途中に
痴漢にあったような気がする。
あまりにも微妙な立ち位置だったので
どうも確信がないけれど、いやな胸騒ぎがした。

それなりに車内は混んでいたけれど
そこまで私の後ろに密着する必要ないでしょ?っていう距離。
微妙に体を接触させてくるのです。
しかも、下車する駅の1分前くらいから。

おかしいと気づいてわざと振り返ると
さっと一歩後ろに動いて私が前を向き直すと
また、そろりそろりと接触してきた、そいつ。

私もそれなりに長い事アメリカに住んでいるので
人種について書くのは非常識でタブーだと分かっています。
でも、あえて書かせてもらいます。

そいつ、アジア人でした。
電車の中で痴漢発生率が高い国から来てる男かもしれない。

この国での痴漢の定義(っていうのも変ですが)は
相手の体を故意に触って不快にさせる、
不特定の聴衆に衣服をまとわずに体の一部をみせる、
だと思うのです。
手を使ったり、足を使ったり、まぁいろいろとね。

背後にたって微妙に接触してくる痴漢っていないみたい。
相方にも話したけどやっぱりわかってもらえなかったもん。
(わかってもらえないからって落ち込んだりしませんから大丈夫。
だって、理解しようと努力しても、痴漢なんて滅多にないもんね、ここでは。)

きっとアメリカにきたばかりの兄ちゃんだろうな、そいつ。
アジア人の私を選んでたとは思うけど、相手が私で良かったよ。
アメリカ女性をターゲットにしたら大騒ぎで即逮捕だもんね。
でも、そんなことし続けたらいつかぜったい捕まるよ。
一生祖国に帰れない刑が待ってるかもしれないのにね。





とか書きながらも痴漢ではなかったと望む気持ちもあるのです。
アメリカにきたばかりだろうという私の推理はきっと当たってると思う。
(そういうのって仕草でわかりませんか?)

交通機関での他人との距離は何センチを保つべし、な〜んて
どんなガイドブックにも載ってないだろうし、生活してみないと
分からない暗黙のルール、誰も書かない文化の違いってあるから
そいつが大丈夫だろうと思った「人との距離」が実はかなり近すぎたって
ことだったのかもしれないし。

アジアのとある国では仲の良い女の子同士で手をつなぐし
日本では激励する意味で相手をポンと叩いたりする。
でもそれは国がかわると「あの人、もしかして女の子が好きなの?」や
「叩かれてセクハラをうけた」(極端ですけど)に変換されてしまうかもしれない。

そいつも本には書いてない文化の違いを今学んでるのかもしれない。
そう、望みたい。


痴漢にあったかもしれない。っていう胸騒ぎから
なんだかいろいろな事を考えてしまった朝でした。

念のため。人を不快にさせる痴漢は許せません。
犯罪です、痴漢は。
by chipsalsa | 2009-08-30 09:46 | アメリカ生活のもろもろ
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ども、チプサル母です。人間社会をまったり綴ってます。猫のチップとサルサ(チプサル)とチプサル父(相方=アジア系米人)とNY州Brooklyn在住。

by chipsalsa
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