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人間社会(と猫)



業務連絡:新姓=旧姓ですっ!

七夕の出来事、というよりそれまでの経緯を
これから数回にわけて書きたいと思います。

たぶん、これを書かないと
私自身が前に進めないような気がして。

お暇な時に読んでやってください。
(続きは下のリンクをクリックしてください。)





隠していた訳でもないのですが、
(いや、書けなかった、書きたくなかった。が正しい)
私もそれなりに人生を進んでまして(=歳取ってまして)
若気の至りでございますが、日本で一度結婚をしていました。
はい、バツイチなんですの。

男と女が別れる時には、
必ず、双方に言い分がありますので、
ここからは、私の一方的な覚え書きです。

日本人と結婚してました。
今思うと、アイツはモラハラ夫じゃなかろうか?と
疑わざるを得ない行動が山程ありましたが、
別れてから2年で子供が二人産まれてたという
モラハラ夫に加えて浮気までしてたのか?と、
なんとも超ウルトラ級の男でした。
(子連れと結婚したっていう手もあるかもしれんが)

当初は、悩みに悩んで自殺まで考えたり
あの男によって私という人間を全否定され崩壊し、
そこから一つ一つ積み上げてやっと10年が経ったのです。

そう、これも生きる上でのお勉強ですから
離婚した事は全く後悔しておりません。
むしろあの男と結婚した事を後悔してるくらい。
とはいえ、こう言えるようになるには
長い時間がかかりましたけれどね。

そんなわけで、私自身が
二度と結婚したくないと思っていたのです。


*******************


ならば、なぜ結婚?

アメリカに渡って、10年。
離婚してすぐにアメリカに来ました。
新しい人生を始めたかったからです。
学生の期間もありましたが、それ以降は
ずっとビザの申請をして合法的に働いています。

(去年の今頃も同じ事を書いたので重なります、あしからず。)


どんな種類のビザかというのは詳しくは書きませんが、
どんなビザであろうと、本当に一苦労です。
ある時期からは毎年更新しなければなりません。
その度に推薦状をクライアントに書いてもらい(多ければ多い程良い)、
弁護士費用を払い、申請料を払いと、ストレスが極度に高まります。

ビザを保持しているとなかなか正社員にはなれません。
ほぼなれないと言ってもいいくらい。
特に私の仕事ではスポンサーになってくれる会社を探すのは
宝くじを当てるくらい難しいのじゃなかろうか。
ただし、実績を武器に自分で自分自身をスポンサーし
グリーンカードを取得する事も可能です。
でも、何年もかかります。

相方さんとはもう7年も一緒にいるし、
グリーンカード目的と思われる事もないし、
事実婚をしているようなものだし、
そろそろ人妻になるか。それに離婚して10年。
いい区切りになっったし、アメリカで生きていくなら
グリーンカードを取った方がこの先、生活しやすい。

できれば結婚せずにいたかったのですが、
もう私の精神的な限界に達していたのですね。。。
アメリカで生きていく上で通らずにはいられない難問に
残された解決策が結婚という選択でした。

上記の移民者にとっての問題を考える一方、
結婚して変わってしまったらどうしよう、
また別れる日が来たらどうしよう、
その領域に踏み混むのが怖かったので
長い間、結婚に全く興味がなかったのです。

ともに暮らす人の人格を否定するような
そんな安いっぽい男ではない相方さんと7年暮らし、
結婚は自然な流れだったとも言えます。
結婚して何も変わらないし、これまでと同じ。
それが私達にとっては最良の選択。

きっと相方さんは私が彼の姓を名乗って欲しかったはず。
彼は見た目はアジア人ですが、
幼い頃に義理の両親の養子になっているので
まさにアメリカ人っぽい名字です。
私も、その姓を名乗った方がアメリカ社会に
とけ込みやすいかもしれません。

でもね、私の名前って親が字画を考えて
大切につけてくれた名前でしょ。
名字が変わったら彼らの思いがどこかへ行ってしまいそうで
彼らから遠く離れて暮らす人生を決めた親不孝の娘は、
せめてもの親への敬意を残したかったので、
このままま産まれた時にもらった名字とともに生きていく事に決めました。
ブログの外でお知り合いの友人様、私、同じ名字です。
今後ともよろしくお願いします。
(ふぅ〜、やっと本題。しかも本題が8行で終わり!)

ほら、途中の何年か別姓になって不幸になった事だし(笑)。
アメリカは夫婦別姓もまったく珍しくないのでね。

これを書きながら、いまふと気付きました。
相方さんと家族になったんだと。
まったく結婚したという実感がなかったけれど、
あ〜、彼は私の家族なんだと思うと感無量。

子供が出来たり、出世をしたりと普通の家族が築く家庭は、
私達にはないかもしれないけれど、ひとぞれぞれ幸せの幅は違うから。
私達の歩幅を大切にしていきます、はい。

そんなこんなで、私のストーリーはここまで。
次回は、相方さんのストーリーを。
(え、相方さんにも?)



市役所のチャペルには古〜い結婚台帳がありました。
以前は、台帳で管理していたんですね。
業務連絡:新姓=旧姓ですっ!_d0134497_10522879.jpg

by chipsalsa | 2011-07-12 10:58 | ごあいさつ系
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ども、チプサル母です。人間社会をまったり綴ってます。猫のチップとサルサ(チプサル)とチプサル父(相方=アジア系米人)とNY州Brooklyn在住。

by chipsalsa
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