人間社会(と猫)



悲しい事件

本日の記事は、人としての尊厳を奪ばわれた
非常に悲しい事件のお話(恐らく殺人事件)です。
心に元気が無い方が読まれると
余計に落ち込んでしまうかもしれません。
どうか、深呼吸をしてからお読みください。
または、お元気になられてからお読みください。
元気な私でも書くのが辛く、悔しい事件です。



















***

容疑者は挙がっているものの、
物的証拠が確立されておらず
いまだ犯人逮捕に至っていない悲しい事件が
相方さんの育った州(街)で起きた。

その事件を知ったきっかけは、
相方さんの高校時代の友人が
クラスメートのAさん(女性)が亡くなった、
と知らせてきてくれたから。

「病気?事故?お葬式には行った方がいいんじゃない?」

亡くなった知らせを受けた時は
何が起きているのか知らなかったが、
ニュースを検索してあまりにも悲しい事件に
Aさんが巻き込まれて亡くなられたことがわかった。

Aさんは今月初めから新しい家に
ルームメイトとして入居した。
ルームメイトは20歳後半の女性Bさんとその娘さん11歳。

9月の半ば、午前3時にこの家から出火して
上記の3名が焼死体で発見された。

当初から不審火の疑いがあり、
1回目の捜索で親子のみが発見され、
2回目の捜索でAさんが発見された。

司法解剖の結果、
Aさんは殴り殺されていた。
11歳の娘さんはレイプされていた。
そしてBさんも殺傷であったようだ。
(司法解剖はまだ続いているので結果は途中経過のみ)

焼死体で発見された3名は放火される前に
すでに殺されていたと言う見解は恐らく正しい。
(その為、文頭で”恐らく殺人事件”と述べた)

出火してすぐに警察は事件の重要参考人として
ある一人の男を挙げていた。それは娘さんの実の父親。

この父親にはrestraining order(接近禁止命令)が
出されていたようだ。事件を知った当初は、
Bさんへのストーカー行為でもしていたのか?
そう勘違いしていた。

新しいニュースで明らかになったのは、
接近禁止命令が出ていた理由は、
父親が実の娘をレイプしていたからだったようだ。
そして叔父(または伯父)も加担しており
児童ポルノを撮影していたらしい。

ひどい、ひどすぎる事件だ。
これほどまでに胸をえぐられる事件が
あっていいのだろうか。

相方さんのクラスメートが巻き込まれてしまったという事実を
合わせるともっと苦しくなる。

捜査も司法解剖もまだ進行中なので
以下は私が勝手に想像しているだけだが
Aさんは押し入ってきたこの父親を
止めに入ったのではないだろうか。
誰かを守ろうとして殴り殺されてしまうなんて。
言葉にできない怒りを感じる。

児童虐待、特にこのケースのように
実の父親からレイプされるケースは、
子供がその事実を大人に告白するまでに
相当の勇気と時間が必要になるだろう。

父親への愛情と憎悪が入り交じり
母親への負い目もあるだろう。
小さな子供の心で一生懸命に葛藤し、
大人への告白から児童養護施設の援助を受け、
やっと接近禁止命令という処置まで
行き着いたのではないだろうか。
(この点も、ニュースで少しずつ明らかになってきた)

接近禁止命令など、
娘をレイプする父親には
何の意味もなかったのであろう。

実の娘を痛めつけた上に殺めてしまう親など
生きている資格は無い。
娘の母親までも殺してしまう人間など、
生きている資格は無い。
たまたま同じ家に居たAさんすらも殺した人間など
生きる資格は無い。
動機が何であれ、人間の尊厳を奪った男だ。

死刑執行については非常に難しい議論で
個人的な意見を書ける程、法律に詳しくない上に
ましてや人文学、社会学、思想学を専攻した訳ではないので
私に与えられた道徳心から書かせていただくが、
人間の尊厳を奪ったこの男には、生きる資格は無い。
そう言い切りたいのは、この事件があまりにも
自己快楽を押し進めた上の結末であるからだろう。

容疑者(この父親)が逮捕され、
1年程して間違いなく公判に持ち込まれる。
いや数年後かもしれない。
被告側弁護士の戦法にもよるが、
この事件の公判により、被害者家族の心理的負担が
できるだけ短く終わる事を心から願う。
すでにこれほどまでに理不尽な
家族の損失を味わっているのだから。

亡くなった11歳の娘さん。
子供を守ろうとしたBさん。
そして事件に巻き込まれてしまったAさん。
残された私達は、この理不尽な死から
ひとつでも多くを感じ、学び、
大切な人達を守りたいと思います。

ご冥福を心からお祈り申し上げます。

そして、どうか、みなさんもこの悲しい事件を
忘れないいただけませんか?
最期は悲しい事件で幕を下ろされてしまいましたが、
彼女達の生活には、私達が知りえない
幸せな時間も沢山あったはずなので、
そんな彼女達の姿も思い描いてください。



それでは、ごきげんよう。
また近々。
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by chipsalsa | 2011-09-21 12:45 | 人間社会のもろもろ
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ども、チプサル母です。人間社会をまったり綴ってます。猫のチップとサルサ(チプサル)とチプサル父(相方=アジア系米人)とNY州Brooklyn在住。
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