マンハッタン市内から我が家のブルックリンへ戻る途中、
猛スピードで反対車線を逆走していく車を見た。
気が狂ったようにスピードをあげ、
左折待ちをしている車の後ろに一瞬だけ止まった。
(言うまでないが、アメリカは道の右を走る。
日本とは逆なので右折待ちではなく左折待ちとなる)
と思ったら、直進する大型トラックの前を
もの凄い勢いで左折した。
トラックとは接触寸前の間一髪。
「左折できるスペースなんてなかったのに
どうやって左折したんだ?」
と隣にいた旦那君に聞いた。
旦那君の答えが返ってくる前に、
もの凄い勢いでバックしてくる車がいる。
さっき左折して行った車だ。
反対車線に逆走した大バカ者。
左折した時のものすごいスピードを考えたら、
もしあの斜線に車がいれば
正面衝突の大事故になっていたに違いない。
夕方のラッシュ時に
その斜線に車がいなかったのは奇跡にちかい。
バックしてきてからも道の真ん中に堂々と止まり
「どけどけ、この野郎」とばかりに本来の斜線に戻った。
その先には橋があるのだが、
この橋は片側が4車線あるが、道幅は狭い。
狂ったようにスピードをあげ、
その狭い橋の斜線を右に左にとハンドルをきった。
「事故になる。事故になる。」とヒヤヒヤした。
いい年したおっさんが、狂ったようにスピードをあげ
己の車の速度とパワーを自慢するのには
まったくもっていやらしい。
あ〜、怖かった。
ごきげんよう。