こんにちは、チップです。
ボクが気持ちよ~くお昼寝してると、
母ちゃんがキッチンで何やら始めました。
ボクの大好きな乳製品の匂いがするぞ!
な、何が始まるのだ?
「Heavy cream, egg yolks, cocoa powder, espresso, mascarpone cheeseにlady fingersと。
よし、これで材料は揃ったぞ。お父ちゃ~ん、幸運を祈って下さい。」
どうやら母ちゃんが、
ティラミスを作るようです!
大好きなブロガーさんのレシピで作ったクッキーも、
粉の量を間違えてあえなく撃沈した母ちゃん。
父ちゃんなんて、一口食べて「粉の味しかしない」って言ってました。
「オーブン焼きお菓子は、私には早すぎる。」と、
お菓子作り青葉マークの母ちゃんが自分に課した次なる目標は、
オーブン無しで作れるお菓子。そうです、それがティラミスでした。
「ティラミスを作る」という壮大な夢を描いて数ヶ月。
「mascarpone cheeseはどこで買える?」と、
なんとも初歩的な質問を父ちゃんにしてました。
(近所のスーパーで簡単に買えました。)
舞台役者である材料は、すべて整った。あとは、開演を待つのみ。
"電動式泡だて器"なんて、文明の利器はボクの家にはございません。
泡だては、もちろん手動です。母ちゃん、痙攣しそうなほど頑張りました。
「peakを作るんだ、peakを!」と、監督である父ちゃんの声が聞こえます。
母:「監督、これがpeakですか?」
父:「そうだ、この崖っぷちみたいなのをpeakと呼ぶんだ!」
母:「監督!私にも、作れましたぁぁ!」
さぁ、次の章は"egg yolksをレモン色にする"ですよ、母ちゃん!
レシピによると、卵の黄身と砂糖を混ぜ合わせたものを
「in the top of a double boiler, over boiling water」で混ぜるとありますよ。
ここで、母ちゃん立ち止まる。
母:「監督?い、意味が分かりません。」
父:「それは、沸騰したお湯の上にボールをのせるって言うことだぁ!」
母:「そのボールの中で黄身と砂糖を混ぜ合わせればいいのですね!」
父:「頑張れ、君ならできる!10分間、混ぜ続けるのだ!」
痙攣しそうなほど手動泡だて器で頑張った母ちゃんの右腕は、すでに悲鳴をあげています。
"10分間も、また混ぜ合わせるのぉぉ~"と、すでに気持ちは後ろ向き。
ここまで来ると、もはや母ちゃんの執念です。
「レモン色まで、混ぜる、混ぜる、混ぜる。」
と、何度も繰り返し言いってました。
"ピピピィ~ ピピピィ~"と、10分経過したことを告げるタイマー。
10分経過しました。母ちゃん、次の章へ入りますよ~。
レシピによると、レモン色になった黄身と砂糖にmascarpone cheeseを混ぜ合わせる。
これなら、簡単。母ちゃんも父ちゃんに質問することなくできます。
母ちゃんが大好きな英国人Jamie Oliverシェフによると、
ここで、orange zestを入れるといっそう風味が増すそうです。
しゃかしゃかと、orange zestを入れましょう。
さぁ、ついに最終章です。
黄身と砂糖とmascarpone cheeseが混ぜ合わさったら、
泡立てたクリームをここに混ぜ合わせます。
「Gently fold into yolk mixture 」
"やさしくやさしく、たたみ入れるように混ぜ合わせる"ですよ、母ちゃん。
「やさしく、やさしく」って何度もつぶやきながら混ぜ合わせていました。
それから数分後。なかなかいい具合に出来上がってます!
味見してみる母ちゃん。
「お父ちゃ~ん、こ、こ、これ~~~。うまぁぁぁぁ~い。」
感動のあまり、泣き出しそうです。
監督である父ちゃんが味見すると、
父:「バニラが足りん。入れたか?」
母:「あっ。忘れてた。」
orange zestに気をとられていた母ちゃんは、vanilla extractを入れ忘れてました。
さぁ、母ちゃん。最後の閉めに参りましょう。
あらかじめ、espressoで漬け込んだlady fingersはすでに容器の中。
そこに、材料すべてが混ぜ合わさったmascarpone cheeseを流し込み、
ココアをふりかけ、チョコレートを削って飾りつけ。
(母ちゃんは、espressoの中にラム酒も入れてました。)
これを、冷蔵庫で冷やすこと数時間。
やっとできあがりました!母ちゃん初の
ティラミス。
ご覧ください。(形は崩れ気味だけど。)
「チプサルブログやめて、お料理ブログにしようかな。」
なんて、ふざけたことを考えてる母ちゃんですが、
(無理ですって)
「初めてのティラミス」は、父ちゃんもとびきりの笑顔で褒めてくれました。
母ちゃんが参考にしたレシピは
こちらと
こちらです。
ティラミスにも、いろいろな作り方があるようですが濃厚な美味しいティラミスができました。
たかが、ティラミスで長っ。しかも、ミントがなくてパセリが乗ってるし・・・。
母ちゃん、興奮冷めやらぬでして、すみませんねぇ~。