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人間社会(と猫)



春爛漫いろいろ

こんにちは、チプサル母です。


春爛漫、ヒキコモラーな私も活動的です。
やっぱり外に出るといろいろおもしろいですね。
あんなことや、こんなこと、書き留めておこう。



その1
先週木曜に人に会いに川を渡って久しぶりにマンハッタンへ。
用事をためて外に出たときに一気に片付ける。
そんなわけでグルグルとマンハッタンを歩き回った。

お天気もいいし、今年初の素足にフラットな靴でのっしのっしと前進。
結果、両足に6つも靴擦れができた。
バンドエイド業界の書き入れ時は、
人々が素足に靴をはく時期なんだろうな~
擦れた部分が真っ赤になってるわが足を見つめながら
世の中の流れを感じた。

はじめてこんなのを買ってみた。
春爛漫いろいろ_d0134497_0243035.jpg
数日間貼っておける。で、勝手に治療もしてくれる。
お陰で痛みは軽くなったけど、
靴擦れをかばいながら歩いていたら、
足の裏の筋やらふくらはぎやらが筋肉痛だ~。


その2
親友のジェンジェンは夏の間はNYで働き、5ヶ月間のオフはプエルトリコで過ごす。
世の中いろいろな仕事があるけれど、彼女の仕事もかなり変わってると思う。

そんな彼女が夏の始まりとともにNYへ帰ってきたので、夕食を一緒にした。

ジェンジェンは典型的アメリカ人な胃袋の持ち主で、
バーガーやビザとかを食べさせておけば、いつでもご満悦。

でも、せっかく日本人の私が友達なんだし、
いろんな食文化を楽しめるNYに住んでるのに、バーガーとピザで生き延びるは
もったいないでしょ、ジェンジェン。君の胃袋も異文化交流してみようよ。

ということで、王道な「ヴィレッジ横丁」という居酒屋に連れて行った。

刺身は怖い。
焼き鳥も食べたことがない。
キムチは辛い。(日本食じゃないけど)
焼き魚は形が気持ち悪い。


可哀想だから、刺身は頼まなかったけど
以上のものすべて注文してあげた。私って鬼の友達。

たくさんあるメニューの中から彼女が一番に興味を示したのは、
ポテトサラダだった。それも、注文した。

結局、ポテトサラダとムネ肉の焼き鳥しか食べてなかったな。
焼き鳥セットは他にも豚バラ、カモ肉、つくねもあったのに、
頑なにムネ肉だけ、選んで食べたた。

日本食好きって言ってるけど、まったく何をどこで間違えたのか・・・。
タイ料理も好きっていいながら、パッタイしか食べてるの見たことない。

典型的アメリカ人な胃袋め。


その3
そのジェンジェンと土曜日も遊んだ。というより、買い物した。
彼女は「いつなくすか分からないから、サングラスは安物を買う」と決めている。
って言ったそばから、1時間前に買った10ドルのサングラスを無くした

1時間分の行動を巻き戻しして、立ち寄ったお店に戻っていくジェンジェン。
「あるわけないよ、ここはNYだよ。君の地元と違うぜ、ベイビー。」
ケッケッと笑ってあげた。まったく彼女は無くし物が多いんだから。

何軒めかのお店の試着室に、10ドルサングラスはまだあった。
ケッケッと笑いながら「試着室の備品だと思われてたんだよ」って得意げなジェンジェン。
彼女の理論ではNYの試着室には、サングラスもトータルコーディネートするべくお店が置いておくらしい。

あ~さよか。


その4
ジェンジェンと買い物を終えて、私のアパートに一緒に帰ってきた。
「今夜はBBQ」を合言葉に。

帰るとすぐに相方が「巷では変な伝染病が流行ってるらしいよ。ちゃんと石鹸で手を洗え。」と。
どうやらメキシコで流行ってるらしい豚インフルのことを言ってるらしい。

人を介しても伝染するかもしれないと世界保健機関は警戒レベルを3から4に引き上げたらしい。
ということで、各国のチプサルファンの皆様、お気をつけください。


その5
BBQには、あれよあれよと言う間に聞きつけた友人たちが20人ほど集まってしまった。
(う~ん、いつもこのパターンで慣れたといえどもねぇー翌日の掃除が嫌なんだよな~。)
って心の中で文句を言った。

でも夕べは日本人の奥さん、婚約者をもつ友人の友人も来ていて(奥さん、婚約者も同伴で)
彼女達は空き瓶を一緒に片付けてくれたり、グラスを割れないように気をつけてくれたりしてるのを見て
心のそこから感謝した。う、うれしいぜ。こういうさりげない心遣い。

彼女達の心遣いに酔いしれて、新しい出会いを感謝して今宵はお開き。

って思ってたら、夜中0時を過ぎてからやってきたもう二人の日系人が登場。彼女達も友人の友人。
会話の中で東南アジアのとある国の国民性を、そのうちの一人がこう言った。
「I don't know they are really nice or friendly people.」

理由はこうだ。
あの国の人は英語を話さない。話そうと努力しない。観光業があまりにも大きくなって
現地の人が英語を話せなくても、それには関係なく観光する人は増えるから。
それに比べて近隣諸国の人々は観光業に力を入れてるから、英語を話そうと努力する。
だからそれらの国の彼らのほうがnice and friendlyだと思う。

私は耳を疑った。
英語が万国共通の言語であることは確かかもしれない。
だからと言って、訪れた異国で英語が通じなくてもそれは仕方ないと思う。

彼女の言い分は、英語が話せない人をダメな人。と聞こえた。実際、そう思っているのだろう。
彼女の会話に出てきた近隣諸国も立派に観光の国としての地位を築いているんだけどね~。

普段、初対面の人に自分の考えをはっきり言うのはひかえている。
特に今回のように彼女の意見を真っ向から否定するような発言は、大人として失敗かもしれない。
でも、言わずにはいられなかった。


「旅行で訪れた異国で英語が通じることを期待するのは間違っていると思う。
 それに旅の醍醐味は、言葉が通じなくても現地の人々と何とかして交流しようとすることにあると思う。」


ありがたいことに私の周りの友人は(典型的アメリカ人な胃袋を持つジェンジェンでさえも)
アメリカが世界で一番偉い国、優れている国。とはこっれっぽちも思っていない。
まして英語が通じなかったってことで、文句を言うなんて絶対にない。

日本人の知り合いっていう新しい出会いに酔いしれてご機嫌な26度の夜は、はかなく終わってしまった。

あ~、人それぞれ考え方って違うのね。


長々と、あんなことやこんなことでした。


お口直しに、サルサの毛づくろいでも。
春爛漫いろいろ_d0134497_202252.jpg
by chipsalsa | 2009-04-27 02:01 | わたくしゴトのもろもろ
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ども、チプサル母です。人間社会をまったり綴ってます。猫のチップとサルサ(チプサル)とチプサル父(相方=アジア系米人)とNY州Brooklyn在住。

by chipsalsa
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